読売わんわん

売ってません

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

( TT)\( )

まがりかどから女のひとがでてきてぶつかった。ガソリンスタンドの匂い。ガソリンスタンドの匂いがすき。おうちへ帰るまでにおなかが空くと思う。人は気持ち悪い。肉塊。潰れてしまえ。さきこちゃんはしっかりかんがえてえらいねえなにもかんがえないよりか…

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脳ミソの半分に、プリンシェイクが詰まっているので、うまくかんがえられない。産まれてすぐに、お父さんが私の頭を半分食べちゃったから、しかたなくお母さんが詰めたのだ。

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突然世界の終わりが来ても、この街は大して変わらないような気がする。例えば保険会社の窓際に置かれたぬいぐるみやガラスのエレベータ、ビルの一室にある美容院(看板には『髪に愛を』とある)なんかはいつのまに消えてしまって、くだらない居酒屋や地下道…

癖について

1つの単語が頭から離れなくなることがよくある。この3日くらい、私の頭の中では「メロン」と言う単語が覇権を握っている。 人に何かを尋ねられたとする。真っ先に頭に浮かぶのが、その答えではなく「メロン」なのである。思い浮かんだからといってその単語…

前大会に出した小説

地球防衛軍 一九九九年の七月三十一日、恐怖の大王が地球へやってきて、世界は滅亡する。ノストラダムスはそう言って、無責任に僕達の寿命を決めてしまった。 数分待って、ようやくホームページの青いトップ画面がスクリーンに浮かび上がる。地球防衛軍。 「…

始まり方

僕が彼女のことを好きになったのは、彼女が帰り道、解けたトレンチコートの紐を左手で握りながら歩いていたからだ。 彼女は右手で濡れた折りたたみ傘を持っていて、横断歩道で立ち止まったとき、少し迷ってから右手の甲で頰を掻いた。僕は彼女の後ろをつけ…

終わり方

僕は彼女に好きな場所を聞いた。彼女は薄ら笑いを浮かべて「カラオケまねきねこ」と答えた。馬鹿らしいと僕は思った。