読売わんわん

売ってません

(u_u)

 突然世界の終わりが来ても、この街は大して変わらないような気がする。例えば保険会社の窓際に置かれたぬいぐるみやガラスのエレベータ、ビルの一室にある美容院(看板には『髪に愛を』とある)なんかはいつのまに消えてしまって、くだらない居酒屋や地下道への入り口などは根をはる雑草のようにいつまでも残り続けるのだ。